教育論・教師論

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プロフィール

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名前:篠崎大司(1971年生まれ)
出身:愛媛県
性別:男
職業:日本語教師(別府大学准教授)
ウェブサイトURL:http://www.kanjifumi.jp
一言:日本語教師というのは、本当におもしろくてやりがいのある仕事だと思います。

【学習者を学習せしめるのは、結局「教師の情熱」。】

メルマガ「日本語教師篠崎大司研究室」より。
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熊本入りしました!
明後日、ポスター発表です。

「日本語教育概論」という日本語教員養成用に
構築したeコンテンツと
それをもとに行ったブレンディドラーニングの授業
の実践、および受講生による授業評価について報告します。

で、私は、今回の研究で気がついたことがあります。

それは、受講生が見ているのは
結局のところ、学習コンテンツではなく
その奥にいる教師であるということ。

授業評価アンケートの中に自由記述の欄があるのですが、

意外に私自身について述べたものが
結構多かったのです。

授業中、私は大声をはり上げて講義をする
ということは一切しません。

授業の最初に、自分が作成した講義資料
(A4で両面20枚ぐらい)を配布したら、
あとは、基本受講生任せです。

受講生は、資料をみながらeコースに入り、
各々が自分のペースで学習していきます。

その間、私はというと、
机間巡視をしながら、その時々の受講生の
質問に答えたり、アドバイスをしたり、

それから、彼らの集中力が下がってくる
授業中盤に、リフレッシュを兼ねて

講義のテーマに関係のある動画や
日本語の授業で使える面白いサイトを
紹介しているだけです。

他の先生方に比べれば、授業中のカロリー
消費量はかなり低いと思います。

授業中の私の存在感も、そんなにないはずです。

(でも、試行錯誤の末、このスタイルが今の
 ところ、単位時間当たりの学習密度、学習
 効果、そして学習満足度が最も高く、
 しかも受講生の自律性を最も引き出す方法
 として行きついた学習スタイルです。)

「先生、授業中、楽してる。」

あるとすれば、そんな批判ぐらいではないか。

しかし、実際学習者は私に対するコメントを
結構していて、

しかも(それなりに)高い評価をしているわけです。

ということは、
eラーニングといっても、学習者は教師を
しっかり見ているということ。

そして、彼らの目には決して触れることのない
講義資料を作成している私の姿や、
授業中に紹介しているビデオやサイトのチョイスから

日本語教育に対する私の姿勢や、教育に対する情熱、
受講生に対するメッセージというものを、
彼らなりに敏感に感じ取っているということではないか、
と思うのです。

もしそうだとすれば、

学習者を学習せしめるのは、結局のところ、
教材やeコンテンツというよりは、
「教師の教育に対する情熱」。

それが、やっぱり教育の肝ではないかと
今更ながら改めて認識するのです。

その部分さえ、しっかりブレなければ、
たとえ、eラーニングが普及して学習の
大部分をパソコンに任せたとしても、

それによって、生身の教師の存在意義が
薄れるわけではないと思います。

とはいえ、私の教育に寄せる情熱なんてまだまだ。

おそらく明日の研究集会でも、他の先生方の
情熱に圧倒されることも多々あるでしょう。

でも、それは私にとっては、とてもいい発奮材料です。

しっかり学んできたいと思います。

                   …気合、入れ直すぞ!!

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時々、日本語の先生の中に
学習者に向かって
「私は、授業の準備に毎回〇〇時間も費やしている。
 だから、君たちもしっかり頑張れ。」
みたいなことをいう方がいらっしゃいます。

また、学会や研究会で私のeコンテンツを紹介すると、
「教師がそんなに楽していいんですか。」
みたいな顔をなさる方が、時々いらっしゃいます。

そういうのを見聞きするにつけ、
そういう先生方の中にあるであろう
「大変な準備をして作り上げた授業がいい授業」
のような価値観を感じると同時に、

「それって、かなり教師本位の考え方じゃないか。」
と、いつも妙な違和感を感じます。

例えば、ラーメン屋に行ってラーメンを食べたとします。
(いつもラーメンのたとえ話で恐縮ですが、分かりやすいので。)

そこで、店の主人に
「このスープは、〇〇時間煮込んで、
 チャーシューもこんなにこんなに手が込んでいて……。」
とかを食べてる横で言われても、正直どうでもいいですよね。

要は、食べてみて、うまいかどうか。

値段に見合ったうまさであれば、
極端な話、実は5分ぐらいの仕込みで
簡単にできるスープであっても、
私なら、また食べに行きます。

理由は簡単。うまい、また食べたいと思うから。

日本語の授業も、結局は同じだと思います。

肝は、
教師が授業準備から授業実践、アフターフォローまで、
どれだけ苦労して「教える」かではなく、
学習者がどれだけしっかり「学ぶ」か、

つまり
学習効果が高く、満足度の高い授業をいかに提供するか、
ということ。

なぜなら、主人公はあくまで学習者だからです。

だから、いい「学び」を目指す中で、
結果的に、教師の負担が増えたり、
あるいは、逆に減ったりしても、
それはあくまでおまけみたいなもの。

負担が増えて大変なら、
作業の効率化を考えればいいし、

負担が減って手持無沙汰になったのなら、
その分、+αの教育サービスをすればいい。

つまり、私たちが考えるべきは
「商品である授業の商品価値をいかに高めるか。」
という、まさにその一点。

それ以外は、(極端な話)どうでもいいんです。

その一点の実現のために
私たち教師は、
学習者の感性や視点にもっともっと寄り添って、
「学習者がいかに学ぶか/学習者にいかに満足するか」
という部分に、もっともっとこだわった授業設計
(インストラクショナル・デザイン)をすべきだし、

でも、学習者の前ではさらっとやってのけているふうに
振る舞うことが、プロのあるべき姿ではないか、
と思うわけです。

そうすれば、学習者もさらっとお金を払って
くれるのではないかと思ったりしています(笑)。

                 …最後のツメ、ちょっと甘かったね^^。

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