留学生による自作紙芝居読み聞かせ(14)「授業7日目(前半)」読み練習の時間がない

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プロフィール

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名前:篠崎大司(1971年生まれ)
出身:愛媛県
性別:男
職業:日本語教師(別府大学准教授)
ウェブサイトURL:http://www.kanjifumi.jp
一言:日本語教師というのは、本当におもしろくてやりがいのある仕事だと思います。

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留学生による自作紙芝居読み聞かせ(14)「授業7日目(前半)」読み練習の時間がない

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 5/31、6/7の授業では、幼稚園訪問を一時中断し、芸術文化の学生の助けを借りながら紙芝居の作成を行いました。


 6/7の段階での出来はまだ1/3程度。芸術文化の学生は、授業の関係で7日までの参加。(今日は6/14の授業内容を報告します。)


 幼稚園の先生には2週間だけ休むと伝えていたのですが、このままでは到底無理。今回も紙芝居の作成の続きをするしかありません。


 とはいえ、いつまでもこれに時間をかけるわけにもいきません。芸術文化の学生なしでちょっと大変ですが、今日の授業で全員の完成を目指します。


 私は、今日の授業に参加できる国文学科の日本人学生(日本語教育関係の授業を受講)を予め数名募っておきました。紙芝居が完成した留学生から随時読む練習に移らせ、それを日本人学生にチェックさせるためです。


 こうすれば、留学生のプレゼン能力は上がって児童のウケもよくなるだろうし、日本人学生にとっても外国人と接触する機会が増え日本語教育に関する関心も一層高まるだろう、と考えたわけです。


 授業は2:40から4:10まで。始めからプレゼンの練習は出来ないだろうから、日本人の学生には3:30ごろ来るように伝えていました。


 ところが、授業の始まるころにはすでに教室の前で待っている。


「それなら。」ということで、彼らに始めから参加してもらうことにしました。


 授業が始まり、開口一番、私は留学生に告げました。


 「今日中に紙芝居を全員完成させてください。

 来週から自分の紙芝居をもって幼稚園で読み聞かせをはじめます。

 もし、自分のグループの中で一人でも今日中に完成できなかった学生がいたら、そのグループは前期の成績が出ません。

 みなさん、急いでがんばってください。」


 「それから、早く終わった学生は読む練習をしてください。

 今日は国文学科の日本人の学生に来てもらいました。

 日本人の学生にチェックを受けて、自分の発音を治してください。」


 そして、自己紹介もそこそこに日本人学生をそれぞれのグループに散らばらせ、しばらくは紙芝居の作成の手伝いをしてもらいました。


 作業の進捗状況を見ていると、紙芝居を作り上げるのが精一杯で、とても読む練習までいきそうな雰囲気ではありません。


 「どうやって読む練習を確保しようか。」


 話の途中で園児から「はい、おしまい。」と言われるようでは、どうしようもありません。


 しかも、来週は地元の新聞社が取材に来る。だからというわけではないが、もう少し、さまにならないものか。


 私はそんなことばかり考えていました。


(本シリーズは、私が2005年前期に大学の授業「応用日本語U」で行った「留学生による自作紙芝居読み聞かせ活動」の授業記録です。)

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