留学生による自作紙芝居読み聞かせ(3)「授業初日(後編)留学生、どん引き」

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名前:篠崎大司(1971年生まれ)
出身:愛媛県
性別:男
職業:日本語教師(別府大学准教授)
ウェブサイトURL:http://www.kanjifumi.jp
一言:日本語教師というのは、本当におもしろくてやりがいのある仕事だと思います。

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留学生による自作紙芝居読み聞かせ(3)「授業初日(後編)留学生、どん引き」

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「先生、幼稚園の子どもと何をしますか。」

「紙芝居の読み聞かせをするんです。皆さん幼稚園に行ったことがありますか。幼稚園の子どもと話したことがありますか。」


 ほとんどの学生は未経験。


「子どもの日本語は大人や教科書の日本語と違います。いろいろな日本語に触れるチャンスです。日本の教育制度の理解にもつながります。こんな経験はなかなかできません。皆さんの人生にも必ずプラスになります。どう?やってみよう。」


  興味を示す学生もいれば、あからさまにやりたくないという顔をする学生もいます。


 中には「私、漢字分からない。」と漏らす非漢字圏出身の留学生も。大丈夫、ひらがなばっかりだから。


 さらに話を続けます。


「それだけではありません。みなさんにも紙芝居を作ってもらいます。そしてそれで読み聞かせをします。いい紙芝居ができたらそれを絵本にして出版します。どうですか?さあ、みなさんがんばりましょう。」


「はあ?」

「紙芝居を作る?」

「出版する?」


 ある者は意味もなくノートをめくり始め、ある者は深くうなだれました。またある者は笑顔のまま固まっています。


 一瞬走る沈黙。


 とうとう、この空気に耐えられなくなくなった留学生が、


「とにかく、がんばってみましょう。」


 ここで時間になりました。とりあえず今日の授業は終わり。


 さて、これからどうやって授業を建て直し、彼らをその気にさせるか。


 その時は、まるで自分で自分の首を絞めているような感じでした。


 その時は。


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