コウイさんのその後は・・・

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プロフィール

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名前:篠崎大司(1971年生まれ)
出身:愛媛県
性別:男
職業:日本語教師(別府大学准教授)
ウェブサイトURL:http://www.kanjifumi.jp
一言:日本語教師というのは、本当におもしろくてやりがいのある仕事だと思います。

多文化共生と日本の生活に関する「いろは」が満載!
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コウイさんのその後は・・・

本日、HP日本語教師篠崎大司研究室を更新しました。


今回のいちおしコンテンツ!は留学生による自作紙芝居読み聞かせより…


 読み聞かせ会(別府大学付属幼稚園でG:7月10日(火))


 今回で前期の読み聞かせは終了です。園児達も食い入るように見ていました。


 今回のお話は「コウイさんが太陽を射る」という中国のお話です。


 こんなお話です。


◇   ◇   ◇


 昔、太陽は10人兄弟でした。


 一人で空に昇るのはつまらないので、太陽は兄弟二人で空に昇りました。


 しばらくは楽しかったのですが、二人だとすぐ飽きてしまいます。


 それで、もう一人もう一人と仲間の太陽を呼び、


 結局、太陽たちは10人みんな空に昇って楽しく遊んでいました。


 太陽たちはそれでよかったのですが、地上の農民達はたまったものではありません。


 毎日日照り続きで、畑の農作物はすぐ干からびてしまうし、いくら水をやっても、畑にも田んぼにもひびが入ってしまいます。


 そこで、困った農民たちは弓矢の名人コウイさんに、あの太陽たちを射落としてほしいとお願いしました。


 農民達をかわいそうに思ったコウイさんは、「よし!」と立ち上がり、太陽を一つずつ弓矢で射抜いていきました。


 そうして九つの太陽を射抜き、いよいよ最後の太陽を射抜こうとしたとき、


 「ちょっと、待って!」


 ある農民が叫びました。


 「太陽を全部射抜いてしまったら、世の中は全部夜になってしまう。お願いだから、最後の太陽だけは残してくれ。」


 コウイさんは、構えていた弓矢を静かに収めました。


 これを見ていた太陽の神様は、自分の子どもが9人も殺されたことにたいそうお怒りになり、コウイさんを山の中に閉じ込めてしまいました。


 そういうわけで、空には太陽が一つしかないのです。


◇   ◇   ◇


 留学生が作る昔話を見ていると、「そうくるかっ!」というのが結構あります。


 そうなんや。太陽はもともと10個やったんや。(なぜか関西弁)


 それでいて、話に無理がなく、だいたいどんな話でも1回聞けば覚えられる量。


 代々語り継がれてきただけのことはあります。それにしても古人の創造力には本当に脱帽です。


 ところで、昔話には洋の東西を問わず「死と再生」がテーマにあるのだそうです。


 つまり、主人公は必ず1回死んで、また蘇る。


 言われてみれば、白雪姫は毒りんごで一度死んでしまうし、一寸法師も鬼に飲まれてしまう。


 とすると、山に閉じ込められたコウイさんの話も、まだ続きがありそうな・・・。


・・・


 数千年後、山のふもとを通りかかった三蔵法師は「助けてくれ〜。」と叫ぶひげモジャの男の声を聞き、お経を読んで山から助けてやりました。


 なんや〜、孫悟空やったんや〜。


 んなわけないか。




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