「打たせて取る!」こそ剣の妙技

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プロフィール

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名前:篠崎大司(1971年生まれ)
出身:愛媛県
性別:男
職業:日本語教師(別府大学准教授)
ウェブサイトURL:http://www.kanjifumi.jp
一言:日本語教師というのは、本当におもしろくてやりがいのある仕事だと思います。

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「打たせて取る!」こそ剣の妙技

 剣道に行ってきました。


 子供の部の後、いつもの通り大人の部に参加。今日は6人。


 で、今日はいつもの基本打ちのメニューを変更して、応じ技を中心に稽古しました。


 応じ技というのは、相手が打ってきた技に応じて、返したり、すりあげたり、抜いたりして打つ技のことです。


 例えば、「小手返し面」という技があります。


 これは、相手が私の小手を打ってきたところを、すかさず自分の竹刀でガードし、その瞬間、くるっと自分の竹刀を一回転させて相手の面を打つ、という技です。


 言葉で説明すると冗長な感じですが、実際にはパパーンと一瞬で決まる技です。


 この技が決まると、本当に”巧みの技”というかエレガント。そばで見ていてため息が出るくらいなんですね。


 で、この技を決めるにはちょっとしたコツがあります。


 それは、「一瞬隙を見せる」ということです。


 こちらが全く構えを崩さなかったら、相手は打って出てくることができません。打ってこなければ、こちらも応じようがありません。


 そこで、一瞬、面や小手を「どうぞ、打ってきてください。」とばかりに開けてやるわけです。


 すると相手は「しめた!」と思って、(半ば条件反射的に)思い切って飛び込んでくる。


 そこを”パパーン”と面に返すわけです。


 これが決まると、本当に胸がスカーッとします。





 「寸分の隙もない構え」というのは、いいようで実はやっててあまり楽しくありません(少なくとも私ぐらいの庶民レベルでは。)。


 だって、絡みづらいんだもん。


 考えてみれば、日本語の授業もそうかなって思います。


 精密機械のように設計された隙のない授業って、いいようであまり楽しくない。


 だって、絡めないんだもん。


 適当に隙を見せ、学生を引き出して授業に乗せる。そして、時々パパーンと返す(俗に言う「落とす」ってやつです)。


 すると、学生はムキになって余計に身を乗り出す。


 しばらく適当に絡みながら「よく知ってるねえ。」とか「すごい!よく分かったねえ。」とか言いながら、何かの時にまたパパーンと返す。


 そんな授業だったら90分なんて、あっという間でしょう。「今度はだまされまい。」と思うから集中力も高まり、学習効果も上がるはず。(もちろんやり過ぎには注意です。)


 何か一つでも趣味を持っていると、そこから色々なことが学べるものだと思います。

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