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プロフィール

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名前:篠崎大司(1971年生まれ)
出身:愛媛県
性別:男
職業:日本語教師(別府大学准教授)
ウェブサイトURL:http://www.kanjifumi.jp
一言:日本語教師というのは、本当におもしろくてやりがいのある仕事だと思います。

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中級レポート集、原稿提出しました

 正確に言うと先週の金曜日、いつもお世話になっているクリエイツさんに、学生の手書き原稿を提出しました。


 この中級レポート集の作成は、日本語課程で学ぶ中級クラス以上の学生を対象に、文章作成指導の一環で行っているものです。


 中級クラスの作文の時間では、事前に各学科から出された課題に従って、一期かけて一本、原稿用紙にして4枚〜7枚程度のレポートを作成します。


 テキストは、『大学・大学院留学生の日本語 (2)』及び『大学・大学院 留学生の日本語〈4〉論文作成編』です。


 原稿用紙の書き方、話し言葉と書き言葉の違いから始まって、定義の仕方、先行研究の調べ方・書き方、事実を述べる表現、結論の言い方、参考文献の書き方等、様々な表現や構成技術を学びながら、順次原稿を書いては推敲、また書き直しては推敲を繰り返します。


 私が担当しているFクラスは中級後半のクラスですが、やはり話し言葉の癖がなかなか抜けませんでした。


 問題点をざっとあげてみると、


 一人称を「筆者」ではなく、「私」を使ってしまう。

 「とても」「だんだん」「一番」「やっぱり」といった話し言葉の頻用。

 「です・ます」体で書いてしまう。

 「〜て、〜て」「〜たり、〜たり」の頻用。連用中止に慣れない。


 といった、細かな表現上のものから、


 参考文献の引用を、さも自分の文のように書いてしまう。(引用の表示がない。)

 なぜか最後は「これからも一生懸命日本語を勉強します。」で締めてしまう。


 などなど。その都度指摘しては書き直させました。


 その甲斐あって、最後はなんとかいい感じに仕上がりました。


 そう考えると、私はありがちな「一回書いて添削したらおしまい。」的な指導は、本当にももったいない、と思います。


 学生自身が自分の癖に気がつかないし、一回の添削ぐらいではまた同じ間違いを繰り返してしまうからです。





 そこで、この授業では学生に自分の作文を何度も何度も推敲させ、癖に気づかせ、直させるのです。


 そうすることで、自分の書いた文章を厳しくセルフチェックする目を養うのです。


 私も清書直前こそ細かく添削しましたが、それまでは日本語がおかしな部分、意味がはっきり伝わらない部分にはアンダーラインをつけるだけにして、「まずは自分で考えてみなさい。」と指導しました。


 指摘された学生達は、電子辞書を引いたり、いろんな教科書をひっくり返したり、まわりの友達に聞き回ったり、あらゆる方法で解決に取り組みました。


 その間、私はぐるぐる机間巡視をしていただけですが、学生は主体的にやっていましたし、答を導く過程でいろいろなことを学んでいるようでした。(少なくともFクラスではうまくいってたようです。)


 7月25日には製本し学生や関係の方々に配布する予定です。


 学習の成果が目に見える形になることで、学生のモティベーションアップに繋がればいいかな、と考えています。


 おっと、編集後記、まだ全然書いてなかった!!


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