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プロフィール

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名前:篠崎大司(1971年生まれ)
出身:愛媛県
性別:男
職業:日本語教師(別府大学准教授)
ウェブサイトURL:http://www.kanjifumi.jp
一言:日本語教師というのは、本当におもしろくてやりがいのある仕事だと思います。

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【授業準備のレベル。】

メルマガ「篠研の日本語教育能力検定試験対策」より。
http://www.kanjifumi.jp/kyoshiyosei/nafl.htm
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毎週月曜日は「日本語教育教材論」の授業日。

2・3年生を対象に、これまで絵カードやら
ロールプレイカードやら、とにかくいろいろな
教材を作らせています。


で、今は日能試N1レベルの文法四肢選択問題5問と
その解説文を作らせています。

解説文というのは、正解の選択肢はもちろん、
全ての選択肢の文型の意味・構文・例文を
学習者にわかりやすく解説した文のことです。

で、これを作るには十分な資料が必要なので、

私の方も段ボール1箱分の参考書や問題集を用意し、
ちゃんと調べながら文を書くように指導しています。


すると、学生のほうも専門書と悪戦苦闘しながら
なんとか解説文をワードに書いているわけですが、

中には、ネットで調べている学生もいるわけです。


別に丸々コピペするわけではないので、私はそれでも
まあいいかと思ってみているのですが、

それを適当にリライトすることで教材を作っていると
思われるのもよくないので、

「ネットから得た情報で教材を作っても、
 そんなレベルでは、学習者からお金をもらう
 教育はできないよ。」

とちょいちょい釘を刺します。


そりゃそうですよね。


だって、ネットで調べてわかる程度の知識なら
何も教師に頼らなくたって、学習者自身でできますから。


学習者がどうしてわざわざお金を払って教師の下に
授業を受けにくるか。

それは、自分の力だけだと、調べてもやっぱり分からなかったり、
あるいは、わかるまでにむちゃくちゃ時間や労力がかかったりで、
とにかく埒が明かない。

そこを、専門家である教師の下に行けば、
ネットや一般的な辞書に書いていない内容まで
あっという間に手際よく教えてくれる。

だから、わざわざお金を払うんです。


だから、私は学生に、

「君たちがしなければならないのは、
 ネットですぐ手に入るような知識を
 追いかけることじゃない。

 専門家を目指すなら、専門書に書いてある
 希少価値の高い情報を探し当て、理解し、
 いかにして学習者がわかるように提供するか
 を考えなさい。」

と言っています。


実は、同じことが今教壇実習をしている4年生
にも言えます。

彼女らは、今週中級の読解の授業をするのですが、
授業準備も明らかに電子辞書で調べたレベル。


「電子辞書ぐらい学習者だって持ってるでしょ。
 学習者と同じレベルで準備してどうするの。

 電子辞書に載ってないレベルのことを
 しっかり調べて授業で提供しなければ、
 いったい何のための日本語教師なんですか。

 専門家を目指すんなら、もっと専門的な辞書や
 専門書で授業を作りなさい。」

と、今日も優しく一喝。

まだまだ学生気分が抜けてないんですね。

それだけに、この辺りが職業人育成の1つの肝かなと
思います。

(言えば分る学生たちなので、そこはあまり心配
 していないんですが。)


ところで、皆さんの授業準備のレベルはいかがですか。

今まで散々日本語教育の専門的な勉強をしてきたのに、
いざ授業準備となると手の届きやすい一般的な辞書で
片付けてしまう。

それでは今まで勉強してきた意味が全くないですよね。

たとえ時間がなくても、調べるべきはしっかり調べ、
プロとしてのレベルをキープする。

頭の隅に、しっかり置いておいてくださいね。


                   ……自戒も込めて。

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