【学習したことをできるようにするのは、学生の責任。】

だから日本語教師はやめられない
アルク『用語集』著者が贈
る検定試験対策通信講座

 教育歴17年のプロが、圧倒的低価格で、徹底的に講義します。
今年こそ、検定試験に合格しませんか。
詳しくはこちら

プロフィール

image1.jpg

名前:篠崎大司(1971年生まれ)
出身:愛媛県
性別:男
職業:日本語教師(別府大学准教授)
ウェブサイトURL:http://www.kanjifumi.jp
一言:日本語教師というのは、本当におもしろくてやりがいのある仕事だと思います。

多文化共生と日本の生活に関する「いろは」が満載!
いろはロゴ.png

【学習したことをできるようにするのは、学生の責任。】

メルマガ「篠研の日本語教育能力検定試験対策」より。
http://www.kanjifumi.jp/kyoshiyosei/nafl.htm
----------------------------------------------------------------------

今日から日本語教育実習が始まりました。
これから3週間、実習生は朝9時から14時半まで
月曜日から金曜日まで、みっちり授業見学しながら
週1回計3回、教壇実習をします。


第1回の教案はすでに出来上がり、
今日は初めての模擬練習。

『みんなの日本語』39課、「〜ので」の導入です。


私が学習者役になり、実習生が授業を実演。
マンツーマン指導です(うゎ、こわ。)

一通りやりましたが、最初にしてはまずまずの出来。(ホッ。)


聞けば、

「実習前に篠崎先生に怒られるといけないから、
 先週末、もう一人の実習生とみっちり2時間練習しました。」

とのこと(俺って、どんなんよ。)


確かに、私も前々から

「自分の中ではもう完璧と思えるレベルで模擬授業に
 臨むように。
 間違っても教案見ながらやるなんてことのないように。」

とは言っていましたが、それにちゃんと答えてくれて
いるようで、ちょっと安心しました。


実は、私が実習でこころがけていることは、
「学習者でできるところまでは、学習者にやらせる。」
ということです。


実習生は、昨年私の「日本語教育概論」の授業で、
パワーポイントスライド2500枚分の講義資料で
(このメルマガの合格道場と同じです。)
日本語教育に必要な知識はすべて学習しています。

また、前期の「日本語教育実習指導」では、
教材分析、教案作成、模擬授業を通じて
授業に必要なスキルはすべて身につけたはずです。


だから、後期の実習授業では、最初から手取り足取り
教えるということはしません。


「先生、私は初級の読解授業は初めてです。
 どうやったらいいですか。」
「そもそもあなたに授業経験なんてないでしょ。
 初級の指導法も、レベル別読解指導法も去年の概論で
 やったんだから、後は自分でやりなさい。」
 (↑一応笑顔で言ってます。)


「先生、私は絵が苦手です。絵カードを書かなくてもいいですか。」
「ダメです。絵の描き方は去年の概論でやりました。
 教材論でもやりました。実習指導でもやりました。
 もう一回、一から受講し直しますか。」
 (↑この辺は、とぼけた顔で言ってます。)


ですが、こうやって
「学習したことをできるようにするのは、学生の責任。」
という軸をしっかり持って指導すると、
実習生は、自ずと自分で考え行動するようになります。

結果、私は実習生の努力だけでは及ばない部分を
ピンポイントで指導すればいいと。

実習生もそれなりに苦労して下準備をしてきた分、
プロからの指摘を素直に吸収することができる。


まさに「啐啄同時(そったくどうじ)」


これは、日本語の授業でも同じで、

「未習事項(知識・スキル両方)はしっかり指導する。
 でも、既習事項を再生するのは学習者の責任。」

という軸をしっかり持って指導すると、
学習者のほうも、

「あの先生は、勉強したことを忘れると
 結構きついツッコミを入れてくるから、
 しっかり復習しておかないとやばい。」

となって、なかなかいい緊張感を保つことができます。
もちろん学習効果も高まります。

なにより、学習者を自律した言語使用者に
育て上げることができます。


徹頭徹尾手取り足取りというのは、
親切なようで、実はあんまりよくないんですね。

ご参考までに。


      ……そうやって、みんな巣立っていくわけさ。

日本語教師をめざす方、現職日本語教師の方のための
無料メールマガジン

日本語学校(専任、非常勤)・大学で行なってきた日本語教育・教員養成の経験をもとに、日本語教師として日々成長するためのヒントをお届けします。
篠研の“日々成長する教師”
『合格するための用語集』
アルク

最頻出キーワードを徹底マスター
私篠崎「言語と教育」担当しました。


最近の記事

検索


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。