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プロフィール

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名前:篠崎大司(1971年生まれ)
出身:愛媛県
性別:男
職業:日本語教師(別府大学准教授)
ウェブサイトURL:http://www.kanjifumi.jp
一言:日本語教師というのは、本当におもしろくてやりがいのある仕事だと思います。

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【形(かた)を身につける。】

メルマガ「日本語教師篠崎大司研究室〔有料版〕」より。
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剣道には、「日本剣道形」というものがあります。

日本剣道形
http://youtu.be/EbskzwErDdA

剣道の技の極意を10本の動作にまとめたもので、
例えば、昇段審査では受審科目にも課せられており、
これがちゃんとできないと、審査に落ちてしまいます。

だから、とりわけ審査前になると、
みんな日本剣道形の練習に勤しむわけです。

「そんな約束事の動作を覚えたって、
 実践では役に立たないんじゃないの。」

「形を覚えることで、かえって技の広がり
 を制限してしまうんじゃないの。」

そう思う方もいるかもしれませんが、
実際は、まったく逆です。

折に触れ、日本剣道形に戻ることで、
構えや相手との間、打つタイミング、
技に至る一連の理屈
(これを「理合(りあい)といいます。)
といった剣道の基本を再認識できるとともに、

自分の悪い癖を直したり、自分の剣風に
さらに深みを増すきっかけを得ることも
できます。

また、形を通じて正しい姿勢や動作を
身につければ、

実践においても、むしろ臨機応変に、かつ
安定した技を出すことができるのです。

このことは、日本語の授業も同じです。

例えば、初級の授業であれば、

(アイスブレイキング)
    ↓
 新出語彙の導入
    ↓
 新出文型の導入
    ↓
 パターンプラクティス
    ↓
 会話練習(談話練習)
    ↓
 コミュニカティブな活動
    ↓
 まとめ・復習

という一定の指導順序がありますね。

まずはこの手順に沿って授業ができる
ようになるということが重要です。

これがあるからこそ、安定した
それでいて文型の特性に応じた
広がりのある授業ができます。

これは、中上級においても同じです。

確かに中上級の授業というのは、
初級に比べてフレキシブルではありますが、

文法であれば文法指導の
読解指導であれば読解指導の
会話指導であれば会話指導の

一定の理合に沿った形が確かにあります。

この形から外れると、まさに「形無し」。

だから、どんなレベルの、どんな技能の授業を
するにしても、

それぞれの基本の形を身につけ、
折に触れ、その形に戻っては
自分の普段の指導を内省する
ことが大切なんですね。

剣道では、高段者になればなるほど
日本剣道形を重視するようです。

晴れて日本語教師になって、いろいろな
タイプの授業を経験しながら、

そこに込められた「形(=授業の定石)」の習得
というものを意識してみるというのも、

10年教師を目指すうえで、必要な視点かなと
思います。

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