【立ち位置を定める。】

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プロフィール

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名前:篠崎大司(1971年生まれ)
出身:愛媛県
性別:男
職業:日本語教師(別府大学准教授)
ウェブサイトURL:http://www.kanjifumi.jp
一言:日本語教師というのは、本当におもしろくてやりがいのある仕事だと思います。

多文化共生と日本の生活に関する「いろは」が満載!
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【立ち位置を定める。】

メルマガ「日本語教師篠崎大司研究室〔有料版〕」より。
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先日16日・17日、日本語教育学会研究集会【九州地区】
に参加してきました。

2012 年度日本語教育学会研究集会 第2回
【研究発表・ワークショップ】九州地区(熊本)
http://www.nkg.or.jp/kenkyu/kenkyushukai/2012/kk-12-02.pdf

そこで私もポスター発表をしてきたわけですが、
私がとても楽しみにしていたものの1つが、
1日目、日本語教育におけるピア・ラーニング
実践研究の第一人者、池田玲子先生のご講演でした。

「日本語教育のピア・ラーニング
     ―協働の理論と授業デザインの実際―」
 講師:池田玲子氏(東京海洋大学)

先生のご著書
『ピア・ラーニング入門
       ―創造的な学びのデザインのために』
 http://goo.gl/ckju0

ピア・ラーニングのピア(peer)とは、「仲間」の意味。

つまり、ピア・ラーニングとは、学習者同士の
対話を通じて、協力し合いつつ、互いの知識や
力を発揮しながら学ぶ、
学習者主導の極めて創造的な学習方法です。

一方、私がやっているブレンディッド
ラーニングはというと、

学習者同士の対話は基本不必要。

協力よりも個人の力でどんどんパソコン上で問題を解き、
あくまでも学習者個人の学力の引き上げが目的で、

学習者主導というより、プログラム主導。
(しかもプログラムを作ったのは、この私。)

創造的というより、完全に知識詰め込み型。

ある意味、真逆のアプローチです。

しかも、池田先生はご講演の中で、
「従来の教育」と「ピア・ラーニング」を対比しながら、

「従来の教育は教師主導で、知識詰め込み、
 授業中、学習者同士の会話は禁止され……。」

池田先生のご講演を聞きながら、正直、
「明日のポスター発表、ウケ悪いだろうなぁ。」
と感じていました。

ところが、池田先生は、その後、こうおっしゃったのです。

「私は、従来の教育を否定するつもりはありません。
 ピア・ラーニングは、答えのない問題に対して
 新たな答えを創造するのに向いた学習方法なのです。」

であれば、私がやっているBLモデルの
試験対策授業というのは、

「既に答えのある問題に対して、効率的で有意義な
 学びを実現するのに向いた学習方法」

と言うことができるのではないか。

その時、私は自分の立ち位置が定まったような
感触を受けました。

「温故知新」という言葉があります。

変化のめまぐるしい現代では、従来の知識とスキルだけで
対応するには限界があり、

従って、新たな知識やスキルを自らあるいはチーム単位で
生み出す力が求められている。

それは確かだと思います。

しかし、その一方で、先人が積み上げてきた知の集積と
いうものを、

今まで以上に短期間に、効率的かつ有意義に
吸収することを求められているのも、また事実。

今の人材育成に求められているのは、
まさに、この両者のバランス。

そう考えれば、
「知新」すなわち「新たな知の創造」を支える
一学習形態がピア・ラーニングだとすれば、

「温故」すなわち「先人の知の伝承」を支える
一学習形態が(私がやっているようなタイプの)
ブレンディッド・ラーニングなのではないか。


であれば、この両者が、大きな学びの枠の中で
うまくシンクロすることによって、

普遍性の高い学びのデザインを実現することが
できるのではないか。

そんなふうに考えたわけです。

その瞬間、自分の研究の立ち位置が
かなり明確に定まったように感じました。

自分の立ち位置を定まれば、
これからの活動の方向性が定まり、
推進力が高まり、言動にブレがなくなり、
無駄な力が抜け、安定感が増します。

つまり、成果を生みやすい体制に
自らを整えることができるわけです。

自分なりに少しずつでも
立ち位置を定めていく。

10年教師を目指す上でも、
とても大切なことかと思います。

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