2007年05月31日

日本語教育実習指導の1コマ

 今日は授業3コマ。週の中で一番多い日です。


 そして、その最後が日本語教育実習指導。


 教員養成の科目で3年生以上が対象。後期の実習(日本語課程で3週間実施)に向けて、教材分析、教案作成、模擬授業を行います。


 先週で初級の模擬授業が終了。今週から中級レベルの模擬授業へと移ります。


 テキストは『J301』と『J501』。


 授業の進め方から今後のスケジュール、担当決め等の作業が一通り終わった後、2年前に後期実習を行った実習生の授業の様子をビデオで視聴。


 ビデオの内容は、『J301』第2課の新出語彙の導入。


 留学生の質問にあたふたしながらも、丁寧に授業を進めている様子が映し出されていました。


 ビデオを見ながら、私は何の気なしに受講生に語りかけました。

 「初級の指導内容は、どちらかといえば、いかに正確に事実を伝えるかということに焦点を置いた表現が多いですね。

 ですが、中級以上になると、そうした表現はもちろん、感情の細かな部分を表現する語彙や文型がたくさん出てきます。

 学習者は今まで言いたくてもいえなかった感情の細かな部分を、こうして授業を受ける度に、少しずつ言えるようになっていくわけです。

 事実を伝えるのも大事。でも、自分の気持ちを伝えることってすごく大事でしょ。

 それが言えるようになるわけです。

 だから、「先生、ありがとう。」ってなるわけです。

 日本語教師って、そういう仕事なんです。」


 台本なしの割には、我ながらいいこと言うなあ。


 地球上の生物は、名前があるものだけでも150万種。未知のものまで含めると実に1000万種以上いるのだそうです。


 その中で、ことばを使い、文字を操る生物は人間だけ。


 そう考えれば、人間は正に言葉を使うために生まれ生きているといってもいいぐらいです。


 私達日本語教師は、そんな人間の持って生まれた使命に直接関わる仕事なのかもしれないですね。(ちょっと、広げすぎたかな…。)

▽   ▽   ▽

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2007年05月30日

今年こそ!日本語教育能力検定試験合格!!

【HP情報】(水曜版)

 水曜日は、私が管理運営しているHP「日本語教師篠崎大司研究室」から、選りすぐりのページをご紹介します。


 今日ご紹介するページは…



 日本語教育能力検定試験おすすめ対策本
 http://www.kanjifumi.jp/kyoshiyosei/book/hyoshi.htm


 検定試験合格は、まさに教師になるための登竜門。


 −そんなのなくたって、日本語教師やってる人いっぱいいるよ。


 確かに検定試験に合格しなくても日本語教師になることはできるでしょう。


 しかし、教師であり続けるためには合格は絶対必要です。


 合格率17%。


 だからこそ、信頼できる教材と計画的な学習が合否を左右します。


 このページでは、厳選に厳選を重ねた良質の教材を紹介しています。


 ぜひご覧ください。


 日本語教育能力検定試験おすすめ対策本
 http://www.kanjifumi.jp/kyoshiyosei/book/hyoshi.htm

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2007年05月29日

留学生による読み聞かせ。「園児の泥団子に撃沈!」の巻

 今日火曜日は、留学生科目「応用日本語」のある日。


 この授業では、留学生が自国の昔話で紙芝居を作成、プレゼン練習をした後、同じキャンパス内にある附属幼稚園に行って、読み聞かせ活動をしています。


 これまでも何度かご紹介しましたよね。


 今期はまだ紙芝居作成段階なので、市販の紙芝居で読み聞かせをしていたのですが、いよいよ来週から手作り紙芝居がお目見えとなります。



 というわけで今日のお話は「かぐや姫」と「おむすびころりん」。


 「おじいさんが竹やぶに入ってみると、一本の光る竹がありました。」

 と、留学生。


 「”竹やぶ”って、なーーにーー?」

 と、園児。


 「これ、これ。」

 と、絵パネルを指さす留学生。


 「全然わから〜〜ん。」


 「そー? それで、竹やぶの中から……。」

 と、園児の言葉を軽く流して、淡々と読んでいく留学生。


 −負けてないねえ。


 子どもといっしょに聞いていたほかの留学生の中から、クスクスと笑い声。


 −笑っていられるのも今のうち。次は君らの番だ。


 読み聞かせが終わった後は、みんなで園庭に出てお外遊び。


 しばらくして、ある子が園庭の砂で泥団子を作って、投げ始めました。


 すると、おもしろがって他の子も。


 園庭を、遊び半分本気半分で逃げ回る留学生。


 実は、授業の直前、一時ザーっと雨が降ったのです。割とすぐに止んだので、あまり気にはしていなかったのですが、そういえば園庭の所々に小さな水溜りが……。


 幼稚園を後にする頃には、数人の学生のTシャツやジーパンに泥が飛び散っていました。(私もスーツのファスナーに泥を塗り込められてしまいました。)


 「はーい、洗濯、洗濯。」

 と、女子学生。


 でも、こんなことでいちいち怒ったり動揺したりしていたのでは、園児の相手はつとまりません。


 いい経験になったと思います。(私も。)


 今週末には、先週の分もあわせてHP「日本語教師篠崎大司研究室」で公開する予定です。どうぞお楽しみに。


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中国滞在記(3)−4車線、なのに一通

 中国滞在記その3。


 「さすが中国大陸!」と思わせた大連での出来事を一つ。


 下の写真は、大連での夜の会食が終わったあと車で移動している時に、私が車中からとった写真です。


DSC04326.JPG

 何がなんだかわかりませんね。(写真をクリックして拡大するとそこそこわかります。)


 実はこの道路、4車線ある結構幅の広い道路なのですが、実はどの車線もすべて手前から向こうに走るための車線、つまり4車線の一方通行路なのです。


 −はあ?どうなってんだ?


 そして、建物をはさんだ一本向こうの道路は、逆に向こうから手前に走るための4車線一方通行路。


 現地の方の話によると、渋滞緩和の一環なんだとか。(っていうか、それで渋滞が緩和されるのか?)


 日本では絶対にありえない土地の使い方です。(別府では特に。)


 ともかく、さすが中国!!


 とすると朝の通勤ラッシュはどんなもんなんだろうと、想像してみるだけで身震いしてしまいます。(きっと、運転荒いんだろうなあ。)


 ともあれ、そのスケールの大きさに40度の酔いも一気に覚めてしまいました。


 さて、中国は今建設ラッシュ。都市の中心部に行けば、どこを見ても建設途中のビルを見ないことはありません。

DSC04330.JPG


 この勢い、まだまだしばらく続きそうです。中国という国は、本当にいつ来てもほとばしるほどの活気に満ちたところです。


 以上が今回の中国レポートでした。

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中国滞在記(2)−中国食事事情

 中国滞在記その2。


 海外出張(旅行ではありません。)の楽しみといえば、なんといっても食事。


 やっぱりそこでしか食べられないものと聞けば、食べたいですよね。


 今回の丹東・大連両市はいずれも海に面しているため、溢れんばかりの海鮮料理がここの特長です。


 下は丹東市の夕食会で出た料理。

DSC04296.JPG

 手前にあるのが白魚の天ぷら。身がふっくらしていて絶品でした。


 そこで気になったのが、その時出された箸です。ご覧の通り、我々日本人が普段使っている物より大きくて太い。

DSC04301.JPG

 これでは食べにくいじゃないか、と思うかもしれませんが、これにもちゃんとした理由があります。(これは同行した日本人の方の話。)


 中国の会食は、日本のように一人ずつお膳があるわけでなく、写真のように皿ごとに盛られた料理をみんなでつついて食べます。


 そうするとテーブルの向こうにある料理は、食べたくてもなかなか取ることができません。


 テーブルを回すにしても、その時他の人が料理を取っていればそれもかないません。


 そこで、その料理の近くにいる人が、食べたい人のためにとってあげるのです。それには大きめで太い箸の方が便利。


 周りへのもてなしの心が、この箸の形に反映されているのです。


 この話、ちょっと感動しました。


 さて、話変わって下の写真は、大連市での夕食会が行われた最高級海鮮レストラン。


 ここでは、たくさんの水槽の中から、客が食べたい食材を思い思いに店員に注文して調理してもらうというシステム(実は丹東市のレストランも同じシステムでした。)。

DSC04312.JPG

 水槽の中には見たこともないような貝だの魚だのが所狭しといるわけで、2度目の大連とはいえ、私はその迫力にしばし圧倒されてしまいました。


 そして、下の写真がホールの様子。とてもにぎやかでした。

DSC04313.JPG

 現地の方の話によると、ここで1回会食をすると、普通のサラリーマンの2か月分の給料が飛ぶのだそうです。


 どうりで地下の駐車場にはベンツだのBMだの、高級車しか並んでいなかったわけです。


 というわけで、私篠崎は中国の海の幸(そして40度を越える地酒。)を心ゆくまで堪能したのでした。(もちろん昼間は仕事もしましたよ、それなりに。)

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2007年05月28日

中国滞在記(1)−中国と北朝鮮を結ぶ橋

 昨日無事日本に帰ってきました。というわけで3日ぶりのブログです。


 この3日間見たり聞いたりしたことを、3回に分けて書こうと思います。


 なので、【今週の言葉】はお休みです。


 滞在一日目は遼寧省丹東市。北朝鮮との国境沿いの中堅都市です。丹東市のそばを幅400mほどの川が流れていて、その向こう岸は北朝鮮です。


 私たち一行は、小型ボートに乗って北朝鮮の川岸5mのところまで近づき、それからぐるっと回って中国の川岸に戻ったのでした。


 そして、その時撮ったのが両国を結ぶ下の橋です。


 以前、北朝鮮が経済制裁を受けていた時に、中国から支援物資を載せたトラックが北朝鮮に向けて橋を渡っている様子が、日本でもよく報道されましたよね。あの橋です。

DSC04283.JPG

 現地の方の話によると、この橋は日本人が設計して中国人が作ったのだそうです。まさに日中(現地では中日)の架け橋。


 実はこの橋、2本きれいに並んで架かっているのですが、一方は川の途中までしか架かっていません。

DSC04282.JPG

 橋は途中までで、あとは向こう岸までぽつぽつと橋げたがあるだけ。


 現地の方の話によると、朝鮮戦争のときにアメリカ軍の爆撃にあって、壊されたんだそうです。


 そんな生々しい戦争の爪痕が今ではここの観光スポットであり、観光客が橋の端まで歩いては向こう岸の北朝鮮を眺めているのです。


 向こう岸(北朝鮮)には、深緑の軍服を着た軍人たちが鉄板に包まれた軍用船らしき船の上でくつろいでいました。


 現地の方いわく

「大丈夫、撃たれないから。」


 −そんなこと言われても……


 ちょっと怖かったです。

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2007年05月24日

中国へ行ってきます

 明日から日曜日までの3日間、中国に出張します。


 今はその準備でちょっとごたごたしています。


 というわけで、大変恐縮ですが、その期間ブログはお休みさせていただきます。


 なお、HP「日本語教師篠崎大司研究室」は通常通り金曜日に更新します。


 メルマガ「日本語教師篠崎大司研究室」も通常通り、金曜日配信します。


 あ、そうそう、最近携帯メルマガも始めました。

 
 内容は、PCメルマガの小型版です。


 携帯から「ミニまぐ」のサイトへ行ってキーワード「日本語教師」で検索すると見つかると思います。


 何かいい土産話を持って帰りますので、お楽しみに!


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2007年05月23日

留学生による紙芝居読み聞かせ

【HP情報】(水曜版)

 水曜日は、私が管理運営しているHP「日本語教師篠崎大司研究室」から、選りすぐりのページをご紹介します。


 今日ご紹介するページは「留学生による「自作」読み聞かせ」より…


 「読み聞かせ(別府大学付属幼稚園で1:5月15日(火))
 http://www.kanjifumi.jp/BigBang/jouhoushigen-photo13.html


 私が別府大学で行っている授業(留学生科目)の一つです。


 留学生に自国の昔話で紙芝居を作らせ、それを近くの幼稚園で読み聞かせをするというもの。


 この授業を思いついたのは、日頃留学生を見ていて、彼らが日本人と接する機会が非常に少なく、またそのことに不満を持っている学生も少なからずいたのがきっかけでした。


 日本人学生と話したけりゃ、サークルに入ればいいじゃないか。


 はじめ私はそう思っていましたし、学生にもそう言っていました。


 でも、留学生はなかなか動きません。結局、同じ国の人間とかたまってしまう。(実は、同じことが日本人学生にもあてはまります。)


 かといって、授業に日本人学生を引きずり込もうとしてもかなり無理がある。


 というのは、別府大学国文学科の場合、ほとんどの日本人学生が、週15〜20コマも授業を受けているからです。(教職とか司書とかの資格を求める学生が多いのです。)


 そこで私は、同じキャンパス内にある付属幼稚園との交流を考えました。


 −幼稚園の子どものあいさつは「こんにちは。」ではありません。ヤー!(パンチ!)、エイ!(キック!)、トー!(アタック!)です。でも、みなさんはいつも笑顔で話さなければなりません。


 はじめは留学生も全然のる気ではありませんでした。


 でも、そんな学生ほど、幼稚園に行くと人が変わったように目が輝きだすから不思議です。


ヤー!(パンチ!)、エイ!(キック!)、トー!(アタック!)


 園児の手厚い洗礼。


 −先生!子どもの日本語が速すぎてわかりません!
 
 −わからなくても、とにかく「うんうん」と聞いてうなずけ!


 −先生!子どもが方言を話します!

 −当たり前だ!どんな意味か雰囲気で考えろ!


 −先生!子どもが私の名前を何回も言います!

 −よかったね。


 交流が終わって大学の教室に帰る頃には、みんな汗だく、砂まみれ。


 あの子どもがああだった、この子どもがこうだったと、留学生はみな興奮状態です。


 −なあに、結婚して子どもができたら、こんなの24時間365日ですよ。


 それを聞いて学生は一瞬顔が固まります。


 そんなてんやわんやの授業記録です。


 今はまだ、紙芝居作成段階なので、留学生の読んでいる紙芝居は市販のものですが、再来週には自作紙芝居で読み聞かせをする予定です。


 どうぞ、ご期待ください。


読み聞かせ(別府大学付属幼稚園で1:5月15日(火))
 http://www.kanjifumi.jp/BigBang/jouhoushigen-photo13.html


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2007年05月22日

日本語教師リンク集作りました。

 ここ数日取りかかっていた「日本語教師リンク集」が出来上がりました。


  日本語教師リンク集
  http://blog.livedoor.jp/dai7kampu/


 といっても、これまで運営していたHP「日本語教師篠崎大司研究室」のリンクのページをブログサイトに移しただけなのですが……。


 日本語教師に関するあらゆる情報の収集を目指す日本語教師総合リンク集として、これからさらにグレードアップ!!(ほんまかいな?)


 養成講座の検索、大学選び、就職活動、友達作り、授業のネタの物色などなど、幅広くご活用ください。


 そういえば、以前、見知らぬ方から、私のサイトのリンク「日本語教師求人情報」に大変お世話になったというメールをいただきました。


 私のサイトが、どこかで何がしかのお役に立っているようで、とてもうれしいです。


 相互リンクをご希望の方は、メールにてご連絡くだされば掲載させていただきます。


 どしどしご連絡ください。


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2007年05月21日

子の燕居、申申如たり、夭夭如たり。

【今週のことば】
毎週月曜日は心に響く言葉をご紹介しています。


今日の言葉は…


「子の燕居、申申如たり、夭夭如たり。」
 −孔子『論語』


 読み方は、「しのえんきょ、しんしんじょたり、ようようじょたり。」と読みます。


 意味は、「先生のくつろぎのありさまは、のびやかであり、にこやかである。」(岩波文庫『論語』金谷治訳注 p.9)だそうです。


 また、「のびやか、にこやか」には、「つつしみ深く、やわらいでおられた。」(同上)という解釈もあるのだそうです。


 さて、ここで普段の仕事を振り返ってみると、


 授業の準備にキリキリ。

 学生の出席率にキリキリ。

 居眠りする学生にキリキリ。

 不器用な自分にキリキリ。


 私篠崎、ほぼ全部あてはまっています。


 でも、そんな神経細胞丸出しでやってると、あっという間に学生は教師を敬遠してしまうでしょう。(そして、自分も滅入ってしまう。)


 キリキリするのは研究室の中だけにして、学生の前ではのびやか、にこやか、安定感のある教師でありたいと思います。(くつろぐ時だけじゃなくてね。)


 たまには古典に触れてみるのもいいものだなあ、と思いました。
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2007年05月20日

ソッ啄同時

 今日も剣道に行ってきました。


 その前に、今日のタイトル「ソッ啄同時」。せっかくの四字熟語なのに「ソッ」を漢字変換できないのです。左は「口」、右は「卒」です。(パソコンの学力低下も甚だしい。まったく…)


 この言葉は「ソッ啄之機」とも言いい、「ソッ」は孵る前の雛が卵の内側から殻をつつく様を、「啄」は母鳥が卵の外側から殻をつつく様を表し、そのタイミングがぴったりあった時、見事に殻が割れる。教える者と学ぶ者もまた然りというわけです。



 話を戻すと、今日の稽古はいつになくきつかった。


 先週の城下カレイ剣道大会以降、子ども(そして私の)のモティベーションも上がっていて、「もっと声出せー!」「どんどん打ってこい!」と熱のこもった練習をしているのです。


 大会の成績はイマイチでしたが、みんな確かにいいものを持っている、それをなんとか引き出してやろうと、こっちも必死です。


 子供のほうも素直だから、なんとか強くなろうと大声出すし手数も多くなる。


 子どもの部なのに大人の私が汗びっしょりになってる。


 練習が終わった後、「今日はよう頑張ったなあ。」と声をかけると、小4(多分)の子が「はい。」と笑って応える。


 いい練習でした。これが1時間半。


 その後、大人の部。


 今日は久しぶりにH先生(全日本剣道選手権大会出場。現在、九州圏内の警察剣道の指導者らしい。)がいらっしゃって、稽古をつけてくださいました。


 今度は、私が教えを乞う番です。


 何とかして一本取りたいと果敢に攻めてはいくのですが、右に左にいなされるばかり。


 落ち着いて自分の体勢を整え、先生の目、剣先の動き、足さばき、動作の癖などをよくよく観察しながら、相手の隙をうかがう。


 それで、思い切って打ち込む。技が決まる。


 先生は2度3度頷く。


 ここか! 


 こんなのが1時間半。


 本当にいい稽古でした。


 教わりたい、成長したいという強い気持ち。


 伸ばしてやりたい、期待に応えてやりたいという強い気持。


 その両者の気持がピタッとあったとき、いい結果が生まれるのだと思います。


 日本語の授業もかくありたいと思います。


 というわけで、今日は午後から全く体が動きませんでした。まあ、それもまたよし…です。

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2007年05月19日

仕事で何を訴えるか

 今日は家族で映画「ゲゲゲの鬼太郎」を見に行ってきました。


 行きの途中大幅に道に迷ってしまい、車中で大騒ぎ。


 これって鬼太郎マジックか?(どうせ、私は方向音痴です。どうせ。)


 で、この「ゲゲゲの鬼太郎」、私も子どもの頃よく見ていたぐらいだから、かなりのご長寿アニメです。


 主題歌もいろいろな方が歌っています。(確か吉幾三も歌ってたような…。)


 それにしても、どうしてこんなに長く人の心をひきつけるんだろうか。


 おびただしい数のキャラクターが生まれては消えていくこの業界の中で、何がそこまで人をひきつけるのか。


 映画を見てよく分かりました。


 それは、見る者に強いメッセージを送っているからです。


 「ゲゲゲの鬼太郎」を見ると、そこに「人間の絆」、「自然と人間の共存」、そして「人間の愚かさ、浅はかさ」というものを感じずにはいられません。


 そうすると私などは映画を見ながら、ふと自分の日常を省みたりするわけです。例えば、鬼太郎と目玉のおやじのような関係が、私も息子の間にもあるだろうか、とか。(こんな私は、生真面目すぎる?)


 でも、こうして作品を通じて人のあり方や生き方・ものの考え方について考えを巡らし、結果「この作品を見てよかった。」と思う。


 これって、どんな仕事においてもすごく重要なことだと思います。


 そして、そのメッセージが普遍的であればあるほど(つまり、仕事のクオリティが上がれば上がるほど)、それに共感し、支持する人も増えてくるのだろうと思います。


 私は普段、勉強によって成長する喜びを学生に体感してほしいという思いで授業をしているつもりです。(学生に伝わっているかどうかはわかりませんが…。)


 だから、作文の授業にしろ何にしろ、到達目標をちょっと高めに設定します。(簡単な目標なら達成しても喜びは生まれないから。)


 そして、わざと学生を四苦八苦させ、あの手この手で無理矢理目標まで引き上げる。(たまに顰蹙を買うことも…。)


 それでもゴールまでたどり着けば、それが大きい自信につながる。(と、私は信じている。)


 単に文法や言葉の意味を教えるだけでは、人がする授業としては不十分。


 それだけなら、パソコンにコンテンツを突っ込んで学生に勝手にやらせればいいわけです。(そんな授業もありだと思います。)


 この授業では、なぜ人が学生の前に立って教えなければならないのか、なぜ私でなければならないのか。そして、そこにどんなメッセージを込めるか。


 そこのところを、もっともっと突き詰めて授業に臨めば、きっと私も、今以上に長く学生に支持されるのではないかと思います。(これは、道は長いぞー。)


 帰りの車の中で、小2の息子は、やれ鬼太郎のおやじはどうだこうだ、やれあずき洗いはどうだこうだ、としゃべりっぱなしでした。


 すごく自然に学んでる。


 こういう授業ができたらいいなあ。


 今日は、そんなことを考えたのでした。
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2007年05月18日

大学院に行けますか?就職できますか?

本日、HP日本語教師篠崎大司研究室を更新しました。


今回のいちおしコンテンツ!は…


「日本語教師Q&A」より

 大学院にいけますか?卒業後すぐに大学に就職できますか?
 http://www.kanjifumi.jp/kyoshi-qa/q02.htm


 福岡の大学に通う女性の方(4年生)からのご相談です。


 イギリス文学が専攻の彼女は、これから日本語教師になるべく、日本語教育の大学院を考えているとのこと。


 ですが、2月の試験に間に合うかどうかとても不安。


 さらに、卒業後安定した仕事に就けるかどうか…とも。


 日本語教師がとてもやりがいのある仕事であるのは自信を持って言えますが、一方で就職が困難、給料が安いという現実もあります。


 しかし、”意志あれば道あり。”(私の好きな早坂茂三の言葉です。)


 重要なのは意志。「日本語教師として身を立てたい!」という強い意志です。


 私篠崎の些細な経験をもとに、大学院合格のためにやるべきことや、この業界の厳しい現実も包み隠さず書いたつもりです。


 将来日本語教師になれるかどうか不安だ、本当にこの道を選んでいいのか、と迷っている方。


 参考にしていただければうれしいです。


 大学院にいけますか?卒業後すぐに大学に就職できますか?
 http://www.kanjifumi.jp/kyoshi-qa/q02.htm


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2007年05月17日

中級の留学生に対するレポート作成指導

 今日は中級クラスで作文の授業をやってきました。


 別府大学の日本語課程では、中級クラス以上になると作文の時間に一方でテキストを使用しながら、もう一方でレポート作成指導を行っています。


 各学科からそれぞれ課題を出してもらい、それに沿って指導をしていくわけです。


 そして、学期末に『中級クラスレポート集』なる冊子を作り、学生はもちろん関係学科にも配布しています。


 学生たちは、かなり苦労しながら書きますが、一期かけて一本、完成度の高いレポートを作成、冊子となって手許に残るので、評判はなかなかいいようです。


 私の場合、ただだらだらと自分の意見を書かせるのではなく、段落構成や各段落の文章のパターンなど、かなり制限を加えて書かせています。


 例えば、タイトルは以下の4パターンのどれかで書かせています。(文系ならだいたいこの4つで足ります。)


・「○○とは何か」
・「○○と△△はどう違うのか」
・「○○はなぜ◇◇なのか」
・「○○と◎◎の関係」


 そして、全体の構成は以下のようにし、それぞれの文章のパターンをパワーポイントを使いながら指導しています。


0.はじめに
1.本論
 1−1.先行研究
 1−2.(本論)
2.おわりに
参考文献


 これでだいたい2000字ぐらいをメドに書かせているわけです。


 こういうのを”パラグラフ・ライティング(pragraph writing)”とかガイデッド・ライティング(guided writing)”とかいうのでしょうか。(個人的には成果さえ出れば名称はどうでもいいです。)


 今のクラスは、ようやく先行研究を書き上げた段階。(ちなみに今日は久しぶりにテキストの問題をやりました。)


 学生はとにかく一つ一つ四苦八苦。先行文献の表紙を開くだけでも気が重たそうなのです。(日本語難しいからねえ。)


 でも、そんな姿を見るたびに、「学科に上がったらすべて自分一人でやって、成績を出さなければならないんですよ。今のうちにしっかり書く方法を身につけなさい。」と発破をかけています。


 この活動のポイントは、学生にレポートを書き上げる感触をつかんでもらうこと。


 書き上げれば、今までの苦労が一気に自信へと反転します。


 最後まで頑張ってほしいと思います。


 また、ちょくちょく報告しますね。


▽   ▽   ▽

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2007年05月16日

この本を見ずに授業をするつもりですか!

【HP情報】(水曜版)

 水曜日は、私が管理運営しているHP「日本語教師篠崎大司研究室」から、選りすぐりのページをご紹介します。


 今日ご紹介するページは…


 「新人・若手教師の皆さんへ この本を見ずに授業をするつもりですか!
 http://www.kanjifumi.jp/gensyokusyamuke/konohonwomotazushite.html


 このサイトでは、日本語教師になったばかりの方から教育歴3年程度の方を対象に、授業の準備には欠かすことのできない必携図書をご紹介します。


  魅力的な授業を実践するために必要なのはなんといっても知識と経験。


 その知識の部分を効率よくカバーしてくれるのは、”本”。


 先輩教師や専門家が記した本をおいて他にありません。


   文型導入のアイデアが浮かばない…

   日本人なのに日本語のしくみが分からない…

   明日の授業を何とかしたい…


 といつも不安にかられている方。


 ここで紹介した本はきっとあなたの強い見方になってくれるはずです。


 ここで紹介している本を踏み台にして、ぜひぜひ魅力的な日本語教師を目指してください!
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2007年05月15日

経済的でスタイリッシュなワイシャツ!

 【おすすめの逸品】


 アイロンいらずで…

 肌着が見えないクールビズ対応で…

 仕事でも休みの日でも着回しができて…

 それでいて、スタイリッシュ。


 そんなワイシャツ、欲しくありませんか?



 ただのシャツ ネクタイ取れば クールビズ


 その感覚、かなりイケてません。


 

デザイナーが選んだ!完全コーディネートYシ...

販売価格:¥10,290



写真拡大。

デザイナーが選んだ!完全コーディネートYシャツ14点セット CS-01 L


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 以下、MOSHIMO様からのご紹介です。

◇   ◇   ◇

■ デザイナーが選んだ!
  完全コーディネートYシャツ14点セット


【ポイント】
●完全クールビズ対応のYシャツセットです!

●ビジネスでも、休日でも着まわしが自在☆

●形態安定なので、ノーアイロン仕様。洗濯して乾かすだけでOK♪

●デザイナーが厳選したYシャツ&ネクタイのセットです!


【商品説明】
 できる男は着る物にもこだわりがあります。


 そのセンスが一番問われるのはYシャツ。びしっと決めたYシャツと、洗練されたデザインのネクタイはそれだけで、できる男を演出してくれます☆


 そんなビジネスマンにオススメしたいのがこの「デザイナーが選んだ!完全コーディネートYシャツ14点セット」!


 仕事も、出会いも最初が肝心。しかもその瞬間は突然やってくるものです。


 絶好のチャンスを逃さないためには、一週間の完全コーディネートが必要☆


 渋谷のデザイナーが生地の段階から厳選を重ね生み出されたYシャツは、美しいシルエットと柄が自慢です。また袖のデザインやサイドブリーツなどの細部にもこだわり、最高の男を演出してくれます。


 Yシャツはノータイ&ジャケットの相性が抜群のヅエボットーニタイプが2枚、セミワイドカラーが3枚、ネクタイはドットやストライプ、チェックといったオーソドックスでありながら洗練された色合いの9本がセットになっています☆


 これさえあれば、オンもオフも完璧です!こちらは衿廻りが41cmのLサイズ。


【素材】
Yシャツ/ポリエステル65%、綿35%ネクタイ/ポリエステル100%


【セット内容】
・ドゥエボットーニ×2
 (ホワイト・ドビーチェック&グレー地・ダークグレーストライプ)

セミワイドカラーワイシャツ×3
 (ブルー地ホワイトチェック&レッドチェック&ネイビーストライプ)

ネクタイ×9(9柄)


【サイズ】
Lサイズ衿廻り:41、肩幅:51、胸囲:120、胴囲:114、裾廻:116、着丈:82、裄丈:84(cm)サイズ L個装サイズ 34.5 cm × 21.5 cm × 25.5 cm

◇   ◇   ◇

 後々の事を考えれば、かなり経済的な買い物ではないかと思います。


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posted by kanjifumi at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめの逸品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月14日

本当になりたいと思うてたら、……

【今週のことば】
毎週月曜日は心に響く言葉をご紹介しています。


今日の言葉は…


「本当になりたいと思うてたらその通りになるんですわ。
 ならないのは思いが足りんからや。」
 −井筒和幸


 プロの日本語教師になるためには、(その根拠はともかく)それなりの強い思いが必要です。


 強い思いがなければ、行動が生まれないからです。


 プロの日本語教師であり続けるためには、さらに強い思いが必要です。


 強い思いがなければ、行動を維持できないからです。


 さらに、日本語教師としてより一層磨きをかけるためには強い信念、哲学が必要なのでしょう。


 一つ一つを疎かにせず、常に工夫・改良を加えていく。


 私も日々この辺りで悪戦苦闘しております。


 でも、逆にここまでくれば、仕事に対する愛着も日増しに強くなっていくというもの。


 正に天職、天命。


 頑張っていきたいと思います。


 なお、今回の出典は、下の本です。

 
posted by kanjifumi at 16:09| Comment(4) | TrackBack(0) | 今週の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

尊敬できる先生が身近にいることのありがたさ

 今日は息子といっしょに道場へ行ってきました。


 昨日は城下かれい剣道大会。今日は稽古。


 さすがに午後はずっと体がだるかったです。(今晩は秒殺で寝られそうです。)


 それにしても、驚くべきは館長のT先生。


 今朝も、朝8時からご自宅の道場で社会人の方を対象に居合いの指導。


 その後9時から少年剣道の指導(於同所:息子と私参加)。


 そのまま休まず12時まで社会人(於同所:私参加。)の指導。


 おそらく60代と思われ、どちらかといえば小柄な先生ですが、我々の前で疲れたそぶりはほとんど見せません。


 「正々堂々」が信条の先生は、いつも朗らかで、上下の隔てなく子どもにも年長者にも常に気さくに接していらっしゃいます。


 大分県や別府市でもいろいろな役職を務めているため、週末に仕事が入ることも少なくありません。(そんな時剣道の指導は、他の先生が代行します。)


 あのバイタリティはどこにあるのだろうか。


 どうすれば、あれほど平常心を保つことができるのだろうか。


 本当に、正々堂々とした仁徳のある方です。私が心から尊敬できる先生の一人です。


 そして、私はその先生から剣道だけではなく、青少年育成に対する姿勢や地域との関わり方、人の接し方、生き方など、多くのことを学ばせていただいています。


 とても謙虚な方なので、剣道以外で直接指導を受けたことはありません。


 先生の言動をつぶさに拝見しながら、私が勝手に学ばせていただいているだけです。


 薫陶というか感化です。


 そのような先生が身近にいることをとてもありがたく感じます。


 ちょっと生きた時代がずれたり、住んでるところが違えばもう会う事はなかったわけですから。


 大変なご縁だと思うとともに、このご縁を大切にしていきたいと思います。
posted by kanjifumi at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 剣道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月12日

息子、悲願の1勝!

 今日は、日出町で「城下かれい祭り」がありました。(詳しくは、こちらをご覧ください。)


 それで、我が玄武館は総勢20名、「第22回城下かれい祭り少年剣道大会」に出場してきました。


 場内はこんな感じです。(写真の剣士はよその道場の子です。)

 070512_1151~0001.jpg


 私の息子(小2)にとっては、2回目の公式戦。


 公式戦では、まだ白星を出したことがありません。


 今回は、なんと1勝2敗。


 悲願の1勝でした。(といっても本人は割と飄々。)


 決まり技は、「胴」だったそうです。


 「そうです。」というのは、私は別のコートで審判をしていたので、見ることができなかったのです。


 息子の輝かしき一本を見られなかったのは残念ですが、親としてはうれしい限りです。


 昨日の金曜日、ドラえもんを我慢して高学年の部の練習に参加した甲斐がありました。


 勝つことだけがすべてではありませんが、成果が出るとそれなりにうれしいものです。


 「今日おまえに負けた子は、今度は負けまいと思って、今まで以上に一生懸命練習する。だから、おまえも今まで以上に一生懸命稽古せんと今度は勝てんぞ。」


 なんて、夕飯を2人で食べながら偉そうに言うと、今回ばかりはいつになく「うん。」と素直にうなずきました。


 さて、いつまで続くやら…。


 明日も稽古です。
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2007年05月11日

私の日本語教師物語

本日、HP日本語教師篠崎大司研究室を更新しました。


今回のいちおしコンテンツ!は…


私の日本語教師物語第2部大学院のころ「私の就職活動(1)」

私の日本語教師物語第2部大学院のころ「私の就職活動(2)」


 思い起こせば、今から10年ぐらいのお話です。


 いまでこそ大学の教員なんぞをやって、偉そうに授業をやっていますが、最初は何もかも分からないことだらけでした。


 就職活動にしてもそうでした。


 それでも自分なりにやるべきことをやって相応の結果を出すことができました。


 もちろん、運もあったと思います。


 とにかく当時は、走りながら考えながら走りながら考えながら走りながら考えながら……でした。


 そして、成功するまでやめない。


 これが、いつしか私の仕事に対する基本的な姿勢となっています。


 その、私が社会に出る直前のところを、恥も外聞もなく公開しました。


 これから日本語教師になりたい方、参考にしていただければと思います。


 よかったら、ご意見・ご感想をお寄せください。
posted by kanjifumi at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | HP更新情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする